材工研について
ABOUT
材料工学は材料を創り、応用する学問です。すべての『物』は材料からできているため、材料工学はあらゆる産業の基盤となる学問であると言うことができます。それゆえに、1つの材料や技術の開発が社会を大きく変える可能性を持っています。
当研究室では、スマートで安全な社会の基盤となる材料技術をつくることを目指し、材料の作製からその特性評価と応用まで、一貫して行うスタイルにより研究を行っています。
材料としては、エレクトレットを多層複合構造としたエレクトレットコンデンサセンサや、アディティブ・マニュファクチャリング(AM)により製造されるメカニカルメタマテリアルなどの複合・応用的な材料を作製しています。
また、それらの特性評価と応用として、植物や微生物、生物の音響放射(AE)センシング、衝撃吸収材料、衝撃試験手法の開発を行っています。実験だけでなく、シミュレーションによる構造解析、衝撃解析、振動・音響解析、最適化などを通じた特性評価と設計も行っています。
所属を希望する学生へ
すべての『物』は材料からできています。材料工学分野は日本が世界をリードしている研究分野であり、また、材料の知識を持つ人材は幅広く産業界で求められています。
当研究室では、材料の作製からその特性評価と応用まで一貫して行います。研究テーマによっては、共同研究先の企業や研究機関、農場などへ行って、作製したセンサーによる測定や材料の特性評価を行う機会もあります。また、実験だけでなくシミュレーションによる特性評価と設計も行っています。
研究室では、活発で自由に、安心して研究に取り組める環境を用意しています。学生のみなさんには自分が設計・作製した材料が機能したときの嬉しさと、研究のすばらしさを体験してもらいたいと思っています。意欲ある学生のみなさんが研究チームに参加してくれることを歓迎します。
見学は随時受け付けているので、興味がある場合にはお気軽にご連絡ください。
企業の方へ
当研究室には受託研究や共同研究の実績が多数あります。技術相談のご希望や共同研究にご興味がありましたらご連絡ください。
すべてのお問い合わせに対応できるかはわかりませんが、本学研究推進支援本部と相談の上ご対応いたします。
科学研究費、国家プロジェクトなどに採択された研究課題
蔭山
科学研究費補助金
2024~2026年度 挑戦的研究(萌芽):水分移動時に生じる音響放射を用いた土壌の水はけ診断と作物栽培への応用
2024~2026年度 基盤研究(B):茎と根の音響放射の同時測定が可能なセンサの開発による植物体内水の動態評価
2022~2024年度 基盤研究(C):振動防除システムの構築:振動による樹木害虫の検知と行動制御(分担)
その他
2024年度 IJIE-GAPファンドプログラム ステップ1「プレ」:水生・湿生植物の音響放射を用いた水域の生態系保全ソリューション
過去の研究課題(蔭山)
小島
科学研究費補助金
2024~2026年度 基盤研究(C):フラクタル構造を応用した超軽量な衝撃吸収メタマテリアルの創製
2021~2024年度 基盤研究(B):超高負荷速度域における樹脂・金属接着接合体の界面強度評価と強度発現機構の解明(分担)